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私の好きな「ブラジルの水彩画」のカバー [ブラジル、ラテン音楽]


私の好きな「***」のカバーとして、
今回は「ブラジルの水彩画」を取り上げさせて下さい。

ブラジルの作曲家、ピアニストのアリ・バローゾ(1903-64)によって
1939年に作られた、最も有名なブラジルの曲の一つです。

単に「ブラジル」と呼ばれることも多いようです。

陽気で楽しい歌から、しっとりした叙情的な歌まで、
カバーによって振幅が大きいと思います。


まず最初は、しっとりとした歌唱の方で、
エリス・レジーナ(1945-87)によるカバーです。

アレンジは、トゥーツ・シールマンス(1922- )が担当しています。




2曲目は、ビートルズも影響を受けたという、
黒人R&Bバンドのコースターズ(1955-)によるカバー(1957)です。

明るく、どこかユーモラスな歌唱です。
リード・ヴォーカルが次々に変わり、各々聴かせてくれます。




3曲目は、チック・コリア(1941- p)とベラ・フレック(1958- banjo)
によるカバー(2007)です。

彼らは、デュエット・アルバムを出しています。




4曲目は、レイ・コニフ(1916-2002)・シンガーズ
によるカバー(1991)です。

男女コーラスが楽しい、明るく陽気な歌と演奏です。




最後5曲目は、アントニオ・カルロス・ジョビン(1927-94)
によるカバー(1970)です。

抑制がきいているので、逆にノリが引き立つ演奏になっています。




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ローズマリー・クルーニーとペレス・プラード [ブラジル、ラテン音楽]

先日、図書館で貴重なCDを見つけました。

ローズマリー・クルーニーとペレス・プラードの
共演アルバム「タバスコの香り」(1959)です。

私はガイド等で見た記憶は全くなかったです。
マンボアルバムで内容も最高でした。


ローズマリー・クルーニー(1929-2002)は、
米国のジャズ/ポピュラー歌手、女優です。

1951年の全米No.1ヒット「家へおいでよ
/ Come on a My House」が良く知られていますが、
ジャズ歌手としても素晴らしいアルバムを出しています。

またあのビング・クロスビーとも、映画「ホワイト・クリスマス」
(1954)で共演してます。

しかし子供時代は、両親の離婚や引きとった父親の失踪など
不遇だったようです。


ペレス・プラード(1916-89)は、キューバ生まれの
バンド・リーダー、作曲家です。

メキシコへ渡ってからのマンボ演奏で人気と名声を得て、
世界的なマンボブームを引き起こしました。

「チェリー・ピンク・チャチャ」(1955)は全米年間No.1で、
「マンボNo.5」、「タブー」、「パトリシア」(1958全米No.1)など
の有名曲があります。

彼の死後もペレス・プラード楽団は存続しており、来日もしています。


私的には全曲素晴らしいのですが、2曲のみアップします。

まずスローマンボのノリが素晴らしい、アルバム冒頭の
メロンの心 / Corazon de Melon」です。




次に、ハマースタイン&ロジャース作の「バリ・ハイ」です。
ミュージカル「南太平洋」(1949)からの曲です。








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セルジオ・メンデスによるビートルズ曲カバー [ブラジル、ラテン音楽]

何回か記事にしているビートルズカバーですが、
今回はセルジオ・メンデスを取り上げさせて下さい。

んー、まず選曲のセンス良い
単に自分の趣味に合うだけなのかもしれませんが・・・。


まず1曲目は、「デイ・トリッパー」(1966)です。

ブラジル’66のデビュー・アルバムに収録されていました。
印象的なギター・リフは、ピアノに置き換えられています。

1分20秒位からの、ピアノのアドリブ・ソロも素晴らしいです。




2曲目は、「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ」(1968)です。

デュオ曲になってます。チャート成績は、
アダルト・コンテンポラリーで31位でした。

最後オルガンがフューチャーされ、ほんの少しだけサイケ調になります。




3曲目は、「フール・オン・ザ・ヒル」(1968)です。

全米6位、アダルト・コンテンポラリーで1位と、
彼らの最大ヒットの一つです。

ストリングスやホーンなどが入り、聴きやすくなっています。




4曲目は、「ノルウェーの森」(1970)です。

単独でアップされていなく、
アルバム2曲目の2分48秒~6分38秒です。

スローで始まり、掛け声よりテンポアップするところが
カッコ良いです。

4分43秒位からのエレピ間奏部を経て
再びスローになる等、凝ってます。

チャート成績は、アダルト・コンテンポラリーで32位でした。

(アルバム1曲目もジミー・ウェッブ作の
「ウィチタ・ラインマン」で名曲です。)




P.S. 「ヒア・カムズ・ザ・サン」(1975)もあるのですが、
YouTubeで見つけることが出来ませんでした。

長年愛用したレコードガイド その5 [ブラジル、ラテン音楽]


長年愛用したレコードガイドの「その5」は、
文:竹村淳、絵:河村要助の「ラテン音楽パラダイス」(1992)です。



以前のブログで紹介したガイドのラテン音楽担当のお二人です。

先のガイドは推薦ディスクにLPを含んでいたのですが、
本ガイドは全てCDになっています。

代表的なラテン音楽である、キューバ、サルサ、カリブ、
ブラジル、フォルクローレ、ヌエバ・カンシオーン、メキシコ、
タンゴ音楽の歴史+アルバムガイドです。

ラテン音楽の日本受容の歴史は長く、ファンもいますが、
英米の洋楽と比べると、一桁いや二桁くらい少ないでしょうか? 

一時期ワールドミュージックの一分野として、
日本盤CDも結構出た時期もありました。

しかし、最近はほとんど廃盤となってしまっています。

魅力のある音楽なのに残念です。

今回は掲載アーティストから、キューバ音楽、サルサ、
ブラジル音楽を少しご紹介致します。


まず1曲目は、アダルベルト・アルバレス&ソン14
デビューヒット曲で「馬車でバヤモへ」(1979)です。

バンドリーダーの彼は、1948年キューバのハバナ生まれで、
キューバ伝統音楽のソンを現代的な演奏で蘇らせたとされています。

現在はサルサ的な音楽をやっているようです。




2曲目は、エディ・パルミエーリの「アジアコ・カリエンテ」(1965)です。

彼は1936年ニューヨーク、サウス・ブロンクスの生まれで、
ラテンジャズ、サルサの代表的ピアニストです。

お兄さんのチャーリー・パルミエーリも、
有名なサルサ・ピアニストであります。

ヴォーカルは、イスマエル・キンターナがとっています。

この少し後、ジャズピアニストのマッコイ・タイナーを彷彿
させるよりハードな音楽(ハード・サルサ)もやりますが、
どちらも素晴らしいです。




3曲目は、ウィリー・コローンの「ティンバレロ」(1974)です。

彼も1950年ニューヨーク、サウス・ブロンクスの生まれで、
サルサの代表的トローンボーン奏者、アレンジャー、
ヴォーカリストです。

先のパルミエーリに大きな影響を受けたとされ、
名作アルバムも多数発表しています。

この曲では、エクトル・ラボーが歌っています。
画像向かって左のトロンーボーンがコローンです。




4曲目は、どちらもブラジル音楽の最重要歌手である、
エリゼッチ・カルドーゾ(1920-90)とシロ・モンテイロ(1913-73)で
テム・ケ・レボラー 」(1966)です。

味わい深いサンバとなっています。

デュエットアルバムがCD化されています。




最後5曲目は、これまたブラジル音楽最重要歌手と作曲家の、
エリス・レジーナ(1945-82)とアントニオ・カルロス・ジョビン(1927-94)で
3月の水(雨)」(1974)です。
もちろんジョビンの曲です。

デュエットだと紹介できる人数が増えて良いです。




ラニ・ホール〜セルジオ・メンデス関連アーティスト その1 [ブラジル、ラテン音楽]

私の好きなセルジオ・メンデスと縁の深い
アーティストを紹介させて下さい。

その1は、ラニ・ホールです。

彼女は、セルジオ・メンデス&ブラジル'66の女性ヴォーカリストで、
1945年米国イリノイ州シカゴの生まれです。

後にA&Mレコードのハーブ・アルバートと結婚しています。

ブラジル'66の大きな魅力の一つは、
キュートな彼女の歌にあると思います。


まず1曲目は、セルジオ・メンデス&ブラジル'66の
デビュー盤から「ジョーカー」(1966)です。

メンデスの力強いピアノの後に、彼女が最初に歌います。




2曲目は、ブラジル'66脱退後のファースト・ソロ・
アルバムから「サン・ダウン」(1972)です。

時代を反映し、当時のシンガー・ソング・ライター風な
音になっています。




3曲目は、007テーマ曲である
ネバー・セイ・ネバー・アゲイン」(1983)です。

ダイナミックな歌唱となっています。




4曲目は、グラミー賞ベスト・ポップ・パフォーマンスを
受賞した「エス・ファーシル・アモール」(1986)です。

80年代風ラテン・ポップです。




最後5曲目は、メンデスとの再会セッションである
夢見る人」(2008)です。

アントニオ・カルロス・ジョビンの名曲です。




P.S. 後半3曲のトランペット演奏は、
全て旦那さんのハーブ・アルバートです。
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エリス・レジーナのヨーロッパ収録はノリが抜群! [ブラジル、ラテン音楽]


前のブログでも名前を挙げた、ブラジル音楽史に名を刻んでいる

エリス・レジーナ(Elis Regina 1945-82)を取り上げさせて下さい。

彼女の声、表現の幅、リズム感等、素晴らしいと思います。
私が一番好きな彼女のアルバムは、「イン・ロンドン」(1969)です。

ヨーロッパ公演の成功を受けて、ロンドン録音したものらしいです。

このアルバム、ノリが素晴らしくて楽しく聴けます。
同じように思っている方も多いようです。

言ってみれば、ジャズ・シンガーのアニタ・オデイ
(Anita O'Day1919-2006)における
「アニタ・シングズ・ザ・モスト」みたいな感じです。


最近Youtubeで彼女の映像を見て
「ナルホドなー」と思うことがありました。

というのは、1970年前後くらいのヨーロッパ収録のビデオも、
ノリが良いものが多いのです。

これは当時のヨーロッパにおいても、
彼女の圧倒的なリズム感が受けて、

自然とそういう選曲や歌唱がされたんだなということです。

ポルトガル語という言葉の問題もあります。

じっくり歌詞を聴かせる歌よりも、ノリ一発が良かったのでしょう。

そこで今回アップする映像は、
1968年フランスにおける「ウッパ・ネギーニョ」、

それと1972年イタリアにおける「メドレー(ウッパ・ネギーニョ~)」です。

前者で、彼女自身の顔を叩いてリズムを取るところが印象的です。






P.S.よく見直したら、自分の顔を叩く事までは流石にやってませんでした。
彼女の勢いに押されて、夢でも見たのかもしれません。





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セルジオ・メンデス&ブラジル’77のライヴが素晴らしい [ブラジル、ラテン音楽]

以前のブログで取り上げたセルジオ・メンデス(Sergio Mendes 1941-)。

今回は良いと思ったYou-Tubeライヴ映像をアップしたいと思います。

セルジオ・メンデス&ブラジル’77時代のもので、

曲毎に分かれていますが、
元はほぼ同一日のまとまったライヴ映像だと思います。

途中風景等のイメージ映像も挿入されています。


1曲目は、ブラジル音楽界最高の歌姫の一人とされる
エリス・レジーナ(Elis Regina 1945-1982)のオリジナル曲で、

ウッパ・ネギーニョ(Upa Neguinho)」です。

今回全てYou-Tubeの女性歌手2人は、

ボニー・ボーデン(向かって左)と
グラシーニャ・レポラーセ(向かって右、メンデス夫人)です。




2曲目は、ブラジル伝統の格闘技について歌っている
サークル・ゲーム」です。

民族色豊かな演奏となっています。

弓みたいな楽器は、ブラジル伝統楽器でビリンバウというそうです。
演奏はパウリーニョ・ダ・コスタです。

形は太鼓だけれども棒が付いている楽器は、
クィーカというブラジル楽器です。

演奏はラウジール・ソアレス・ジ・オリベイラで、
冒頭にヴォーカルもしています。




3曲目は、デビュー・ヒット曲の「マシュ・ケ・ナーダ(Mas Que Nada)」です。

以前よりブラジル音楽寄りの演奏になっていると思います。




4曲目は、「トゥー・セイ・グッバイ」です。

冒頭メンデス自身がポルトガル語で思いを込めるように歌ってから、
ボニー・ボーデンが英語で引継いで歌っています。




最後5曲目は、ボサ・ノヴァ有名曲の
トリステーザ(Tristeza)/悲しみよさようなら」です。

これで映像終わりということで字幕が出ます。




P.S.この他に同一映像でビートルズ・カバーの「デイ・トリッパー」も
あるのですが、前回取り上げたので省略しました。



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セルジオ・メンデスの見事なキャリア [ブラジル、ラテン音楽]


今も第一線で活躍しているセルジオ・メンデスも、
私の好きなアーティストです。

1941年ブラジル生まれのお方で、
ミュージシャン中のミュージシャンの一人です。

1950年代後半からのジャズ、ボサノヴァ時代、
ポップ・ロック・ソウルのカバー時代、ブラジル音楽回帰時代、

ヒップ・ホップ世代との共演時代、それぞれ良いです。

代表的な演奏を、今回紹介させて下さい。


1曲目は、セルジオ・メンデス&ブラジル’66の
「マシュ・ケ・ナーダ」(1966)です。

彼らの代表的ヒット曲です。

現在に至るまで、ライヴ等でも演奏され続けていますが、
これは最初期バージョンです。

ブラジル音楽とポップ音楽のミックス具合が絶妙だと思います




2曲目は、これも代表曲で、同時期の「プレティ・ワールド」です。

本人作とされる英詞ですが、オリジナルはブラジル音楽曲らしいです。
カバーも多いです。




3曲目は、セルジオ・メンデス&ブラジル’77で「デイ・トリッパー」です。

ブラジル'66時代、ビートルズのカヴァーも
「フール・オンザ・ヒル」等、多く録音しています。

「デイ・トリッパー」もそうですが、ここでは後年の
ブラジル'77時代のものを、ノリが良いので選びました。

向かって右の女性歌手は、メンデス氏の奥さんの
グラシーニャ・レポラーセです。




4曲目は、セルジオ・メンデス&ブラジル’77で
「ドント・ウォリー・アバウト・ア・シング」です。

当事全盛期だったスティービー・ワンダーのカバーです。




最後は、1曲目と同じ「マシュ・ケ・ナーダ」ですが、
ヒップホップ世代のブラック・アイド・ピーズとの共演になっています。

既に本人は70歳位だと思いますが、お元気です。


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